Summary
FRISKのケースに入るように部品を交換したMIDI-UARTインターフェースさんrev. 2キットの製作とX68000 Zに接続して外部のMIDI音源を鳴らす設定の紹介
しかし、STed2を用いたMIDI入力の録音はうまくいっていない!!!
※FRISKが缶入りに変更になったため、肝心のプラスチックのFRISKケースが入手困難です。(コンビニやKIOSKを何件もまわりました)
本家X68000にも、MIDIボードを使ってMIDIを鳴らす方法と、RS232C端子経由でMIDI入出力する方法の2つの接続方法があったようです。 X68000ZではURAT端子にMIDI I/Oのためのデバイスを接続することで、MIDI信号を入出力できるようになります。 下記2種類が人気のようです。運良く両方とも購入できました。
運良くMIDI-UARTインターフェースrev. 2キットを入手できました。
キットには以下のものが同梱されています(木下研究所BOOTH店さんの画像へのリンクです)
キットの基盤はFRISKケースに入る大きさで設計されているらしいのですが、ハンダ付けすることになっている3.5mm TRS Jackコネクタ以外の部品(1と2)が高さ方向に長すぎでFRISKケースの蓋ができません。
そこで、以下のように対策しました。
必要なものは、ほぼ秋月電子で揃います
このほかに、USBの電圧・電流チェッカーを秋月で、MicroUSBから5V電源を取得する基盤をSWITCH SCIENCEでそれぞれ調達しました。
UARTケーブルはZUIKIのOnline Storeで買うと1,100円+送料ですが、現在はそもそも在庫切れで買えません。
無いものは作れば良いということで、3ピンのコネクター用ハウジングと2.54mmの3Pターミナルブロックを調達して作成しました。自分で作れば熱収縮チューブを入れても原価はせいぜい100〜200円です。
ジャンパの背が高すぎてFRISKケースに収まらないので、3Pピンヘッダは5V固定でワイヤーを直接はんだ付けしています。
4PのL型ピンヘッダーに3PハウジングでUART3端子を接続し、1PハウジングでVCC 5Vを入力しています。GNDはUARTと電源で共有するためにピンヘッダの根元に直接はんだ付けしました。(ちょっとカッコ悪い)
基盤(特に3.5mm TRS Jackコネクタの位置)と現物合わせしながらFRISKケースを加工していきます。
※FRISKが缶入りに変更になったため、肝心のプラスチックのFRISKケースが入手困難です。(コンビニやKIOSKを何件もまわりました)
ニッパーとリューター(ドリル状の回転工具)、精密やすりセットの各種を使って加工していきます。 3.5mm ミニプラグが通るだけの大きさの穴を開ければ、接続するだけで動作しました。ただし、プラグ側の縁がカバーに干渉するので、そのぶんだけカバーを削っています。
電源はマイクロUSB経由で5Vをひき回して接続。 本当は100均とかでUSBケーブルを買ってきて、芯を剥けば直接5Vを取り出せるようですが、基盤に直接接続すると接続時の起電流などで被害が生じる可能性があるという情報もあり、度胸がありません。チキンなのでリセッタブルヒューズが組み込まれた専用の電源回路に加えて、電圧・電流チェッカーを経由しています。
MIDIの再生に関しては、過去の記事で紹介しているZ-MIDIの設定をそのまま引き継いでMIDI-UARTインターフェースさんrev.2で置き換えるだけで、いくつかのゲームとSTed2で動作することを確認できました。
MIDIキーボードをMIDI INに接続して、STed2で録音してみましたが反応がありません。 いちおう基盤側のINのLEDは光っているので、何らかの信号が入力されていることは確かなのでせうが、UART経由でX68000Zに届いているのかどうか、その先のドライバがうまく信号を拾っているのかどうか不明です。 いずれにしても、STed2は何も信号を検知していないようです。